福岡県飯塚市議会で指定管理者案を否決


飯塚市の指定管理者選定委員会が選定した指定管理者について、市が議案として提案したところ、市議会厚生委員会は当該議案を否決すべきものと決したようです。市議会本会議で否決されれば、市は選定のやり直しなど新たな対応を迫られます。

委員会においては、議員の反対討論で「この団体はプレゼンテーションで監査結果を『大きな指摘事項ではなかった』と虚偽の説明をした疑いがある」と批判が出たとのことです。プレゼンテーションや質疑応答で従前の実績を問われることが多いですが、虚偽の説明を行ったのが本当であれば悪質です。

指定管理者の選定手続きにおいては、選定委員会において選定されれば安心というわけではありません。指定管理者の指定には議会の議決が必要なため、担当委員会や本会議での議論もフォローする必要があります。

弊所の代表行政書士は政治法務の第一人者であり、委員会や本会議での議決についてもフォローすることが可能です。指定管理者の指定申請については、専門の行政書士に御相談下さい。

委員会の質疑では、美津濃系の団体が指定管理者となった福岡市のスポーツ施設で、清掃や水質検査の一部未実施▽応募時とは異なる要員配置▽別会社への再委託−−などが市監査委員に指摘されていたことが問題視された。佐藤清和議員は反対討論で「この団体はプレゼンテーションで監査結果を『大きな指摘事項ではなかった』と虚偽の説明をした疑いがある」と批判。採決の結果、賛成者はいなかった。

毎日新聞 2015年09月15日 地方版


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